新春を迎えて

 今年は令和5年、2023年、「癸(みずのと)卯(うさぎ)」年、兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われており、株式市場にとっては縁起の良い年として知られているようです。
 また、卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。また、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。他にも「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。
  過去のウサギ年、どのようなことが熱田の家WEBを見てみたが

1963    大阪に日本初の横断歩道橋完成。三井三池三川炭鉱炭塵爆発事故。初の原子力発電成功。
1975    山陽新幹線岡山駅博多駅間開業。第二次ベビーブーム。東映京都撮影所内に東映太秦映画村が開村。
1987    地価の異常高騰。財テクブーム。利根川進博士、ノーベル医学・生理学賞受賞。銀座で1坪1億円を突破。
1999    東海村核燃料加工会社で国内初の臨界事故。住友・さくら銀合併、第一勧銀など3行統合と金融再編大展開。しまなみ海道(本州四国連絡道路 尾道今治ルート)も開通。欧州に新通貨ユーロ誕生。
2011    東日本大震災原発事故で甚大被害、なでしこジャパン、サッカーW杯優勝。歴史的円高、一時1ドル=75円32銭。
 とある。
 今年、この東日本大震災の13回忌加えて和貴、母の3回忌の年になる。
 令和4年の活動状況と国内外の状況を振り返りながら今年の生き方の一端を考えてみた。 
1 回 想
    議員を辞めて2年目、コロナ禍でもあり公務や私的行事はかなり減り自由な時間が増え、健康第一を唱えた割には、カロリー増加が気になった年でもあった。
    月ごとの行事をひもといてみた。
(1)1 月
    新春祝賀会話皮切りにウエルネス宮城高校での日本文化としての書道文化教育。
    コロナの接触者として初めてPCR検査を受け陰性であったが教室を2週間休んだ。

 コロナ禍での生活の困難性を身近に感じた。

授業風景



    また、22年以上も続いた「上田つとむ後援会」を解散した。
(2)2 月
    家族会石巻地区協議会の再編に向けて本格的に活動し、組織再編作業を開始した。
(3)3 月
    由の中学校卒業と高校入学は、二男和貴の居ない寂しい祝事であったが三兄弟の行く末に期待したい。
    27日は、無事一周忌を清泰寺で終了した。

清泰寺で供養



(4)4 月
    久しぶりに遠刈田温泉に一泊。写真撮影と史跡巡り(蔵王・山形城趾等)、花見を楽しんだ。各種行事もコロナ禍での限定された中であったが参加することができた。
(5)5 月
  基地の観藤会、自動車高齢者講習会の実施、宇都氏選挙対策開始、東小大運動会が行なわれた。
(6)6 月
    協議会の再編。海軍航空隊慰霊碑献花祭。図南展。サクランボ狩り。
    なんとなく忙しく行事に参加。
(7)7 月
    翔友会総会出席(日帰り)。母の一周忌で北海道へ、帰りは函館で1泊。

翔友会

母1周忌(登別)




(8)8 月
    例年通り慰霊碑清掃。今年は、願成寺。基地准曹士会メンバーも多数参加。ワクチン4回目接種。
    月末は、夏祭り、入場者限定の航空祭の実施。





(9)9 月
    あおい地区で新聞づくり、FB記事掲載等を依頼され活動開始。
    月末は、陸自方面隊行事(音楽祭・記念行事)参加。
(10)10月
    東松山市にサツマイモを届ける。森田市長に挨拶。
    東松島市文化祭に書道協会として参加。



    26日、松島基地殉職者追悼式に自衛隊家族会会長・新生つばさ会代表代理として参加
(11)11月
    コロナ禍のため3年ぶりに家族会研修会を行なった。初めて市役所の公用車を利用したため、参加者22名多賀城駐屯地を研修することができた。
    例年9月に実施していた「宮城武の会総会」を実施、方面総監の講演と懇談会を行なった。
    25日5回目のワクチン接種を行なった。
(12)12月
  東松島市書道協会書作展を矢本市民センターで実施。例年より少ない244名の入場者が在った。この際初めて、「硬筆の部書初め講習会」を行なったが7名の事前参加者が参加した。 



    22日、基地餅つき大会が行なわれ家族会会長として参加した。

基地餅つき



2 地域での動き
  恒常の行事は、コロナ禍での行動の制限はあったが計画通り行なわれたように思う。    個々の判断によるものも多かったが増加傾向のある中、コロナ拡大防止対策を施しての企画・実施は欠かせなく多様性という。
    言い換えると、それぞれの意見や活動は個々の思いを100%満足するとなるとすべてが正しい事になり反対論はなくなり議論ができなくなる。
    反対する人は他の意見を受け入れなくなるからである。
    よくある、反対のための反対をする人たちがそれであり持論だけが正しいと押しつける。彼らには、想像と発展はという事は存在しない。
    民主主義の論議を多様性を認めると「乱れ」や「争い」となる。令和4年は、そんな世の中であったと思う。
    あくまでも私見だが議会の顔も全く見えない年でおり、創造性なき議論を重視した結果である。理由がわかるかな?
3 国内外情勢
(1)領土・領空・領土
  12月31日の朝、ニュース速報が流れ来た北朝鮮がミサイルを発射した。
  今年73発目となるが良く金が続くものだ。アメリカに対応するために完成を急いでいるようだが有効性をどこまで追求するつもりが不明である。制度や効果はどうなのだろうか。
  中国も我が国の領土を奪取すべく、領海・領空を侵犯を継続している。作戦遂行能力の有無を推し量ろうにも考えているだけで行動に表せないとすると、思うつぼである。対処能力がないと即、他国の領土を奪取する。
  台湾有事を踏まえて準備を怠ってはいけない。
(2)ロシアの侵攻
  令和4年2月24日、メシアは、ウクライナに侵攻した。早期に決着をと試みたが今なお戦果を満たせていない。  
    ウクライナの被害は絶大だと思うが、その継戦能力は驚異的である。国家総動員令が発令された後多くの国民が国を離れた。一体この国の国民は?と思ったが家族の安全を確かめた後、再び母国に入る姿を見た。
    此が今の東部南部地区での奪還作戦の強い力になっていると思う。
    EUや米国の各種の支援も絶大だが日本もできうる限りの支援を継続的に行ないこの侵攻を止めなけねばならない。
    陸続きの地勢ではあるが国土を守ろうとする母国愛には感動した。
    日本はどうかな?
    戦うのは、自衛隊ののみかもしれない。自衛隊以外は、親敵性国家民?的行動をとるかもしれない。日本は、そんな国にしたくない。
    この戦いで近代戦の様相が大きく変化した。ドローンや電子戦の重要性が表面化し、 世界中で次の戦いの準備が進められているように思う。防空戦闘能力、戦術戦法の変化に伴い戦力の無人化・反撃能力を充実が問われるようになった。
    予算面の確保が話題となってきたが、即増税へのアプローチをすると今の日本人、手法を目的にしてしまうので反対議論が評論家氏、防衛予算の確保が困難になる可能性がある。
4 防衛議論の充実
    国会議員には困った物だ 。
    6月、阿部前総理が凶弾に倒れた折統一教会信者と政治活動にメスが入れられ国会が紛糾した。
    結果として、4人の大臣の辞任が続き、「すくにばれる嘘は嘘でない」などという言葉も横行した。嘘はすぐばれることを理解できない、自分の行動を律する事のできない責任の取り方を知らない議員の多いことには幻滅である。
    さて、本題に入る。「安保3文書」が改正され、防衛予算はGNPの2%に上がることになったがその後の議論がいただけない。
    予算が確定し防衛力が実際に戦力化されるのに10~15年係る。日本だと20年程度係るかもしれない。地方自治もそうだが予算確定後次年度には即動き出す予算の周りに翻弄され防衛整備の奥深さが理解できない政治屋が多い。
    今日、東南アジア、極東アジア東シナ海などの動向を見ると、あと5年稲井には中国が台湾を攻撃すると言われている。
    今の議論でこの5年間で日本国を外国からの攻撃侵入からこの国土・国民・財産を守ることができる友好な戦力ができると思う日本国民のなんと多いことか?
    戦場での反撃能力とは、すべての戦闘行為の範疇である。
    反撃能力なくして防衛議論はあり得ない。
    今の日本、他国からの侵攻で1週間と持たないし、自衛隊は戦うことができない、国土が焦土化されても話し合いでという野党を中心とした議論の希薄のことか、考えただけでも悲しくなる。
    我が国が目指す基礎的防衛力とは、統合防衛力構想とは、随分前から問われており、特に私が航空支援隊長の時の頃から平時/有事を問わず統合防衛作戦の重要性を説き、日米共同の質の向上を目指してきた。やっと今目覚め始めた。
    あの頃から約30年以上経つ。
    これらの防衛議論は、地方議員には難しくまして、増税の話が横行するいま防衛予算の増額に反対し、自衛隊戦力の増強充実に反対する議員が多くなることが心配である。
5 国土問題
    東シナ海魚釣島周辺、竹島北方四島と領土問題がある。実効支配や一方的歴史認識に基づく侵攻は消して許してはいけない。
     さて、「北方四島の日」は、2月7日である。
    今ロシアによるウクライナ侵攻でもわかるようにロシアは、この四島を返す気がなく次は北海道もいう気がする。
    2月7日には全国的に集会が開かれ、今も尚中学生による交流も行なわれている。そして、返還はされていない。
    返還のための署名活動は今も尚継続されているが、ロシアの侵攻の時だからこそ継続し、広く国民の返還機運を助長すべきである。
     竹島については、依然として韓国に強いやられている、必ず奪還するという強い意志を持ち外交活動を行なう必要がある。
     魚釣島へは、依然として中国公船が侵入を繰り返している。石垣島から8時間以上掛ることから国土保全ののため引き続き海保と海自の活躍に期待する。勿論政府の強い意志の表面化に期待する。
6 拉致問題
    北朝鮮に拉致された多くの人がいる。帰還に向けての活動は、現在も続けられているが未だ解決には至っていない。思えばS42年~46年頃S/Cで佐渡島付近海上水上機の確認を行なった記憶がある。当時、この問題が生起していたとすると、関係各省庁の連携できていたとすると問題解決も早かったのではと思う今日この頃です。
7 今年は
    今年は傘寿を迎える。考えようでは、一つの節目でもある。
    1日、6時52分、公式の日の出。雲や島の状況で7時ごろ朝日が出始めた。
    今年の家内安泰、世界平和を祈る。

1月1日日の出

獅子舞




    風邪清々しく、一年の門出にふさわしい新年を迎えることができた。
    書も自分なり完成を目指し日本文化の伝承の意義を見いだしたい。
    今年の計を書にしたため、年賀やメール、FBに表現した。
    「敬事而信」(誠をつくして、信ずることを行なう) と「游心」。

年賀状 


激動の世界情勢、ロシアのウクライナ侵攻で平和への議論がロシアには通じなかったことである。専政国家ゃ独裁国家など世界の半数以上がそれであり、民主国家と言われる国と二分する。防衛予算のGNP2%、5年間で43兆円完成は令和9年とした。日本の防衛政策の大転換である。
    なのに、未だ増税議論で、お茶を濁し防衛力整備の基盤となる武器・人・装備品の充実についての議論ができていない。
    この国を守るため何をすべきか早く解決してもらいたい。
    定年退官後の高官は、しっかり問題点を明らかにすべく聲を出してもらいたい。国会議員の言い分に納得すべきでない。
    今の自衛隊の戦力を過信するような発言は控え、末端で黙々と任務を遂行している隊員の命を守るのが高官の役目である。
    国内各社の社説には、「国民の命を守る決断」「抑止力の無能さ先制攻撃の危険性」などを解いた。産経・読売は平和を守る抑止力堅持を歓迎し、朝日・毎日は、他国のミサイル発射の根拠の是非を問題視し抑止力の無能さを説いた。特にウクライナ侵攻に当たって取材に当たった記者が負傷しているにもかかわらず未だに9条を守れという。反対している人は、ロシアや中国・北朝鮮で取材すればいい。
    
    こんなことを思う今日この頃である、願わくば、周辺国よ攻撃はしばし待て。
    我々日本が反撃能力体制が整うまで。
                                                                   完