第16回石巻地区2市1町特別職・管理職等研修会

15日1330、東松島市コミュニティーセンターに於いて行われました。
今回の講師は、元プロ野球選手の広澤克実氏。
「野球界におけるリーダー論(〜野村・長島・星野氏に学ぶ〜)」
久しぶりにおもしろい話であった。
広澤氏はこの3人のリーダーの下で選手として活躍し、2度の打点王ベストナイン4回、巨人時代にサイクルヒットも打っている。また、ヤクルト・阪神・巨人の3球団で4番打者としてつとめた唯一の人物。
高いプロ意識と向上心、組織に貢献しながら自らも結果を残したその思考や行動力は共感を持てる。
リーダー論の中で参考になった言葉があったので紹介する。

<野村・長島・星野監督を戦国3武将のホトトギスの歌を歌わせたら>
●野村氏
 「泣かぬなら 頭を使え ホトトギス」:なぜ練習するのか、どのようにすればうまくなるのか、かつために何をすべきかなを常に考えて行動せよ。
●長島氏
 「泣かぬなら 鳴く鳥さがせ ホトトギス」:プロとは何か、プロはフアンに夢や感動、希望や元気を与えるもの自分のためでなくフアンが満足する試合をせよ。
●星野氏
 「泣かぬなら 気合いで泣かせ ホトトギス」:強い意志力で試合せよ。指導者としての言葉を大切にする人で個人の性格を観ながら言葉巧みに指導した。

共通していえることは、3人とも頭がよかった。部下の性格を見抜きそれにあった指導をした。
広澤氏は、いつも怒られ役に回り、それがプロとしてよい成績を残すことができた。