平成27年度の年頭にあたり

 2015年、平成27年の年を迎えました。
 皆さん新年明けましておめでとうございます。
東日本大震災から4年を迎えます。
 復旧・復興は、国・県・市と、それぞれの立場を垣間見ると、各事業ともほぼ計画通り進捗しているようである。
 市民から見るとその姿は、遙か彼方の土塁としか見えないし、復興への思いはそれぞれの立場で大きく変化する。議会においては、復興計画の具現化への意見、防災計画見直しの調査と意見を通じ市民生活の向上と復興への加速に向けての活動をしてきました。
 国内外とも激動の中、また、この一年精一杯駆け抜けたい。
 平成27年は、国内では阿部政権が昨年年末の突然の解散総選挙を断行、そして与党の圧倒的勝利し本格的にスタートした。
 5区では、勝沼氏が北海道から参戦比例で議席を確保した。
 二人の国会議員を有するまたとないチャンスが到来した。
 復興4年目を迎え、東松島市としては国からの予算確保がより現実味帯びてきた千載一遇の年となる。
 国政レベルでは、特定秘密保護法の成立や集団的自衛権行使の容認、国際平和活動に関する一般法の制定など防衛体制の強化に関する政治的活動が淡々と進められている。
 領土問題では、ロシアとの北方四島、韓国との竹島、そして中国との魚釣島周辺の領土問題と小笠原列島への無法な活動を受けつつ厳しい防衛・外交政策が続いている。
 これらの国の日本に対する執拗な攻撃は、日本人の心を少なからず揺さぶり始めているが、平和な日本国民に国土保全と防衛問題に少なからず影響を与え始めている。
 国内では、アベノミックスの進展と消費税8%の先送りが今年の経済界の行くへを占う。金融規制緩和と大手企業に限定されるであろうけれどデフレという言葉が少しずつ亡くなり、給与の上昇に期待したい。
 東松島市では復興財源(予算)が着実に執行され、年末になってやっと姿が見えるようになってきた。 しかし、その早さは、けっして早いとはいえないが移転事業が、一応の進捗を見ていることには、評価したい。
 さて今年一年、私たちの生活とりわけ復興事業の進捗、アベノミックスノ評価に基づく日本経済の行方が全体としての流れの中での我が市の生活環境に及ぼす影響は注視に値する。また、とりわけ東南アジア地域の外交や防衛政策を進めるに当たり中国の南沙諸島への侵入、沖縄政策を第一とした取組が重視され、国民としての世界観、郷土愛、家族の絆にも少なからず変化が現れると思われる。
 戦後70年の年となるが未だに日本バッシングが自国の政治不安定のはけ口や国際社会の道理や周辺国の国体を無視する狩猟民族的道理に基づく周辺国を見ると記を引き締めなけねばならない。
 平成27年の新しい年を迎え、いよいよ復興も目に見える形となってきました。
 被災者特に移転を抱える皆さんが一日でも早く、「新しいふるさと再生」に希望が持てるよう、今年も活動していきたいと思います。